甲状腺について

内分泌内科

甲状腺とは?

近年、検診や人間ドックの普及により、甲状腺のはれ(甲状腺腫)を指摘される方が増えています。
甲状腺は首の前、のどぼとけのすぐ下にあり、大きさが縦4.5cm、横4cmの臓器で正面から見ると蝶の形に似ています。
甲状腺は甲状腺ホルモンという体に不可欠なホルモンを作っており心臓を動かしたり代謝を促進したりします。したがってホルモンが出すぎると、脈が速くなり、体温も上昇し、汗をかくようになります。
反対にホルモンが不足すると、脈が遅くなり、体温は低下し、活気がなくなってしまいます。

甲状腺とは?

甲状腺ホルモンが過剰になると(甲状腺機能亢進)

動悸、息切れ、汗の増加、体重減少、手の震え、全身の倦怠感といった症状が出ます。
代表的な病気としてバセドウ病や無痛性甲状腺炎があります。多くの方が内服にてコントロールできますが、放射線治療や、手術が必要となることもあります。

甲状腺ホルモンが不足すると(甲状腺機能低下)

むくみ、寒がり、便秘、皮膚のかさつき、集中力の低下、脱毛などの症状がでます。
徐々に症状がでてくるため、甲状腺の病気だと分かりにくいことがあります。
代表的な病気として橋本病(慢性甲状腺炎)があります。
甲状腺ホルモンの内服にて甲状腺ホルモン値が正常になれば症状はなくなります。

甲状腺のはれ(甲状腺腫)

検診で甲状腺のはれを指摘された患者さんは、バセドウ病や橋本病といった内科疾患やまれに甲状腺腫瘍が見つかることがあります。
超音波にて実際に腫れているのか確認し、採血にて甲状腺ホルモンの異常がないかを調べます。
超音波にてしこりが見つかれば悪性の可能性がないか確認します。

甲状腺について

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